「フリーランスエンジニアになると後悔する？」
会社員エンジニアの方は、フリーランスになると、どのような点で後悔してしまうのかは、気になる所だと思います。
この記事では、
- フリーランスエンジニアになると、こんな後悔がある
- フリーランスエンジニアになって、後悔しなかった人の特徴
- 会社員から転身して、後悔しないフリーランスエンジニアの対策法
- フリーランスエンジニアに向かない人
がわかる内容になっています。
フリーランスエンジニアは自由度が高そうだけど、仕事が途切れて報酬が少なかったり、景気変動の影響を受けやすかったりする点もあります。
しかし、フリーランスエンジニアになって、後悔しなかった人もたくさんいます。
フリーランスエンジニアになって後悔しないためのポイントをしっかりと把握し、対処していけば後悔する可能性を下げることができます。
この記事を読んで、フリーランスエンジニアには、どのような後悔があるのか、そして適切な対策は何かを把握していきましょう。
フリーランスエンジニアになるとこんな後悔がある
フリーランスエンジニアと聞くと、自由にお仕事をできるイメージですが、ネガティブな点でいえば、報酬が低かったり、仕事が途切れることがです。
フリーランスエンジニアになると、後悔しがちなことが6つあります。
【後悔しがちな6項目】
- 継続的な仕事の獲得が大変
- 稼働時間で売り上げに影響が出る
- 年齢で仕事が減る傾向がある
- 景気変動の影響を受けやすい
- トラブルの責任を負う可能性がある
- 孤独になりやすい
では、それぞれを解説していきます。
継続的な仕事の獲得が大変
フリーランスエンジニアは、一般的な会社と比べると信用度が低いので、案件を獲得するのに苦労することがあります。
その場合は、「フリーランスエンジニア向けのエージェント」を利用しましょう。
フリーランスエンジニア向けのエージェントは、個人のスキルに合った案件を紹介してくれます。
またエンジニア自身が、案件獲得のための営業を直接的にしなくても済みます。
稼働時間で売り上げに影響が出る
フリーランスエンジニアは会社員と違い、有給がありません。
お仕事を休んで、稼働日数が少ないと収入が減ってしまいます。
病気やケガ、結婚や出産で休むこともあるので、認識しておきましょう。
年齢で仕事が減る傾向がある
フリーランスエンジニアは、20代から30代くらいまでが稼ぎやすいと言われています。
50代以降になると、仕事が減る傾向があります。
年を取るごとに仕事が減る可能性がある点を踏まえて、長期的にどのくらい稼ぐことができるかを考慮すべき点です。
景気変動の影響を受けやすい
クライアントは不景気になると、外注費を削減します。
真っ先にカットされやすいのが、フリーランスの案件です。
よって、景気が悪くなると、フリーランスエンジニアは収入が減る可能性があります。
トラブルの責任を負う可能性がある
フリーランスエンジニアは、個人で契約して、お仕事をするので、損害賠償などのトラブルを自分で解決しなければいけないことがあります。
会社員なら会社がトラブルの責任を負いますが、フリーランスエンジニアは個人契約なので、自分で責任を負うことになります。
開発の遅延、不具合の発生など、色々なトラブルに自分で対処しなければならないのが、フリーランスエンジニアです。
孤独になりやすい
フリーランスエンジニアは同僚や上司がいなく、コミュニケーションを取る人がいません。
ひとりでお仕事をしているので、孤独を感じることがあります。
何か月もの間、一人で、1日中お仕事をする場合もあります。
フリーランスエンジニアになって後悔しなかった人の特徴
フリーランスエンジニアに転身して、後悔しなかった人の特徴は3つあります。
【後悔しなかった人の特徴3つ】
- フリーランスエンジニアになった後のイメージがきちんとできている
- エンジニア仲間がたくさんいる
- 収入の見込みを立てた状態でフリーランスになった
フリーランスエンジニアになった後のイメージがきちんとできている
会社員からフリーランスエンジニアになる前に、なった後のイメージを具体的に描けている人は、後悔しない人が多いです。
フリーランスエンジニアになる前に、スキルアップや貯金、人脈を築くなど、しっかりと準備をしておくことが大切です。
準備をしておけば、 フリーランスエンジニアになった後に後悔しない可能性が高まります。
エンジニア仲間がたくさんいる
フリーランスエンジニアはひとりでお仕事をしているので、孤独なところがあります。
仕事の悩みなどを相談できるエンジニア仲間がいると安心です。
どんなことも相談できるエンジニア仲間がいると、気持ちが楽になります。
収入の見込みを立てた状態で、フリーランスになった
フリーランスエンジニアの不安定な収入は、生活面で不安や心配が出てくると思います。
フリーランスエンジニアになる前に、請け負える案件数など、自分の収入の見込みをしっかりと立ててから転身すると報酬面で困ることはないので、後悔しない人が多いです。
収入面で困らないためには、収入の見込みを立ててから、フリーランスエンジニアになりましょう。
会社員から転身して後悔しないフリーランスエンジニアの対策法
会社員からフリーランスエンジニアに転身して、後悔しないための対策法は7つあります。
【対策法7つ】
- 収入の見込みを立てる
- 貯蓄をしておく
- 会社員との違いをわかっておく
- 技術を磨き続ける
- クレジットカードやローンの審査を通過しておく
- フリーランスエージェントサイトの利用
- 人とのつながりを大事にする
収入の見込みを立てる
フリーランスエンジニアになって、収入が少ない方もいます。
対策は、フリーランスエンジニアになる前に副業で案件を持つ、クライアントの人脈を作るなど、安定した収入を得られる基盤を作っておきましょう。
また、勤務していた会社から独立したフリーランスエンジニアは、元勤務先が顧客となって、安定した収入をもらえる場合もあります。
貯蓄をしておく
フリーランスエンジニアは、転身してすぐにお仕事が見つからない可能性があります。
そのため、生活費を貯金しておく必要があります。
一般的には、最低1年分の生活費を貯金しておくことがおすすめです。
会社員との違いをわかっておく
会社員は定時で退社、収入が安定している、上司や同僚がいるなど、フリーランスエンジニアとは異なるメリットがあります。
フリーランスエンジニアは自分で案件を獲得し、ひとりですべての業務を行う必要があります。
会社員とフリーランスエンジニアの違いをしっかりと理解して、具体的なイメージを持つことが必要です。
技術を磨き続ける
フリーランスエンジニアは、クライアントの要望に応えられるように、技術を磨き続ける必要があります。
技術力があれば、案件を獲得し続けることができます。
会社員からフリーランスエンジニアになる前には、しっかりと技術を身につけてから、転身することをおすすめします。
クレジットカードやローンの審査を通過しておく
フリーランスエンジニアになると、社会的信用が低くなります。
そうなると、ローンやクレジットカードの審査に通りづらくなります。
会社員のうちに、クレジットカードを作っておくことをおすすめします。
フリーランスエージェントサイトの利用
フリーランスエンジニアをするには、フリーランスエージェントサイトに登録しておくと、案件の紹介や契約手続き、単価交渉などのサポートを受けられます。
フリーランスエンジニアになったばかりだと、案件の獲得は難しいので、フリーランスエージェントサイトの利用がおすすめです。
フリーランスエージェントサイトは無料で利用できるところがたくさんあるので、積極的に利用してみましょう。
人とのつながりを大事にする
今までの人脈を大切にすると、お仕事の案件を獲得しやすくなります。
また、同じフリーランスエンジニアと交流があれば、最新技術の情報交換や、新規案件の獲得のきっかけになったりします。
誰かの紹介でお仕事を獲得できることもあります。
フリーランスエンジニアに向かない人
フリーランスエンジニアに向いていない人は、3つの項目に当てはまります。
【向いてない3項目】
- スキルや経験が少ない人
- 自己管理ができない人
- 営業が苦手な人
スキルや経験が少ない人
フリーランスエンジニアは専門スキルがないと、案件の獲得が難しくなります。
仮に案件を獲得できたとしても、お仕事がいざ始まって、求められていたスキルがないことがクライアントに分かってしまい、評判を落としてしまう可能性があります。
以前に習得した技術や知識では通用しない場合があるので、最新技術を把握し、スキルを磨き続ける必要があります。
自己管理ができない人
フリーランスエンジニアは自分でお仕事のスケジュールを管理します。
お仕事だけでなく、健康管理、生活リズム、お金の管理などいろいろな面で自己管理が必要になります。
よって、自己管理が苦手な人は、フリーランスエンジニアに向いてないといえます。
営業が苦手な人
フリーランスエンジニアはお仕事の案件を獲得するために、クライアントとコミュニケーションを取る必要があります。
お仕事の案件を獲得するには、自分をアピールする営業力が重要です。
そのため、営業が苦手な人はフリーランスエンジニアに向いてないといえます。
まとめ
「フリーランスエンジニアになると後悔する！」といわれていますが、確かにしっかりと対処をしておかないと、後悔する可能性があります。
フリーランスエンジニアは、ライバルが多い、なかなか休めない、継続的に案件を獲得するのも難しいといようなことを考えている方はいると思いますが、フリーランスエンジニアになっても、後悔していない人もたくさんいます。
むしろ、年収が上がったり、働き方も自由になったりと、フリーランスになることのメリットも沢山あります。
しっかりと技術を磨き、貯金をするなど、準備をしてからフリーランスエンジニアになれば、後悔する可能性は低くなると思います。
この記事を読んで、フリーランスエンジニアになった後に後悔しないよう、余裕をもって準備を進めていきましょう。
