フリーランスの働き方に興味があり、「英語力を活かしたい!」という方!
持ち前の英語力、仕事に活かしませんか?
この記事では、以下の内容について紹介していきます。
- フリーランスにおすすめの英語を活かしてできる仕事とはいったいなに?
- フリーランスに英語力が必要な理由
- 英語力を身につけるメリットと直面する課題とは?
- フリーランス案件獲得の方法とは?
飛ばして読みたいという方は、目次からクリックしてお読みください。↓
なぜフリーランスに英語力が必要なのか?日本国内グローバル人材の現状とは?
日本国内のグローバル人材の現状は、不足しています。
英語を使う機会といえば、英語圏を訪問した時という印象が強いかもしれません。ただ、日本国内でも東京の浅草や渋谷、六本木などの観光名所では外国人の観光客が目に付きますよね。
海外から、仕事のために外資系企業の日本支社などで勤務する方も少なくありません。
つまり、日本国内での日常においても英語を使用する機会が存在するということです。
総務省が2017年7月に発表した「グローバル人材の推進に関する政策評価」によると、海外事業に必要な人材が「不足している」「どちらかといえば不足している」と答えた企業が70%を超える結果となっています。
区分 | 割合 |
(グローバル人材は)充足している | 8.4% |
(グローバル人材は)どちらかといえば充足している | 18.8% |
(グローバル人材は)どちらかといえば不足している | 54.0% |
(グローバル人材は)不足していない | 18.8% |
英語力の需要が高まっている一方で、英語力を持つ人材の供給が追いついていないことがわかります。
まとめると、英語力に長けた方の活躍の場が拓けているということです。
企業や団体に勤める方はもちろんのこと、フリーランスの方にとってもチャンスがあるといえます。
英語力を活かすことができるならば、グローバルな仕事の機会が広がるだけでなく、高単価の案件獲得にもつながります。
フリーランスとして成功するために英語力を身につけるメリット
フリーランスとして高い英語力をもつということは、スキルを活かして自分を売り出せるマーケットが広がるということです。
また、海外向けに営業する人は少ないのでグローバル市場はチャンスの場です。
フリーランスに英語の知識が必要とされる主な理由は、以下のことがいえます。
最新のIT技術トレンドや情報は英語で世に出されることが多い
IT業界では、技術ソースやトレンドなどの最新情報は主に英語で発信されています。
なので、もしフリーランスのエンジニアが常に最新の情報を仕入れるとするならば、英語が必要不可欠です。
英語さえ押さえれば、一次情報に触れることができ、常に質の高い知識や情報を取り入れながら作業を進められるので仕事をする上で大きなメリットになります。
近年では翻訳ソフトやアプリなどが充実しているので英語ができなくても対応はできますが、細かいニュアンスを理解するためには、やはり英語力が必要になるでしょう。
英語を求められる案件は高単価な傾向がある
英語が必須になると難易度が上がるので、高単価の案件が多い傾向にあります。
副業やフリーランスで仕事を始める場合も、英語を使えることは高単価案件を獲得できる可能性が高くなります。
言い換えれば、限られた人にしかできない案件ということ。
近年はサービスや商品の海外進出が進んでおり、英語力の需要はさらに高まっています。
受注できる案件の幅も広がり、それに伴って収入も上がるのでスキルアップを目指しているフリーランスにとって英語は押さえておきたいポイントです。
自分の活躍の場所を日本以外にもおけるから
英語ができないと海外の案件を受注するのは難しいですが、英語ができると世界規模で案件を探すことが可能です。
これによって、活動の拠点や取引先を日本に限定する必要がなくなり、仕事がない、単価が安い、収入が安定しないなどの悩みが解消しやすくなります。
グローバル企業は英語がマストなところが多いので、海外を視野に入れて活動するならば、英語は必須のスキルといえます。
フリーランスで英語力が低いと直面する課題とは?
英語力の低いフリーランスは次のような問題に直面しがちです。
- 英語で連絡するのが億劫
- ビジネス英語を話せない、英語を話すのが恥ずかしい
- わからない単語が多くて、仕事内容を正確に理解できない
- Proposal(提案書)の書き方がわからない
- 英語の職務経歴書の書き方がわからない
- 海外のクラウドソーシングサイトの使い方がわからない
まずは自分の英語力に自信を持つことから始めてみましょう!
また、自分の目指している職業がどれほどのレベルの英語をどの程度使う機会があるか、確認する必要があると思います。
英語力が活かせる!フリーランスにおすすめの職業とはいったい何?
英語力を活かしてできるフリーランスの仕事は、主に以下のようなものがあります。
- 翻訳者
- 通訳者
- 英語講師
- 日本語講師
- 輸出入代行
- Webライター
- 秘書業務・ビジネスサポート
- ツアーコンダクター
- 英語系YouTuber
英語ができるというだけで仕事の幅は広がります。
それぞれの職業について紹介していきたいと思います!
翻訳者
翻訳者は、英語の文章を日本語に、または日本語の文章を英語に直す仕事です。
翻訳対象はおもに以下の媒体があります。
- 小説や論文などの紙媒体
- 映画やドラマなどの映像
- 企業サイトやオウンドメディアなどのWeb媒体
- メールや契約書などのビジネス文書
また、完全在宅・フルタイムやパートタイムを選択できる場合も多く、自由度が高いのも特徴です。
翻訳は、単純に言葉の意味を直訳するだけの仕事ではありません。微妙なニュアンスの違いや意味合いをわかりやすく伝える必要がありますので、それなりのスキルが必要になります。
通訳者
通訳者は、異なる言語を使用する方々の間に入り、話し手の言語を聞き手の言語に訳して伝えることが仕事です。
通訳者の仕事の多くは通訳会社経由で通訳者に依頼されます。そのため、「フリーランスとして通訳の仕事をしたい」と思ったら、通訳会社に登録することがはじめの一歩となります。
しかし、なかなか登録テストに合格できない場合もあるかもしれません。そのような時はクラウドソーシングサイトで案件を受注して実績を積んでから、再度チャレンジしてみてもいいかもしれません。
ではフリーランスに通訳を依頼するのはどのような時なのでしょうか?
以下のようなケースが挙げられます。
- 単発だけの依頼
- 社内スタッフがいると話しにくい人事面談
- 単発ではないが長期間中に数回(イベント・商談などを)依頼したい
上記のように、毎日通訳を必要とするわけではなく、たまに通訳依頼をしたい方にとっては社内の人材で通訳者を雇用するよりも、外部(外注)依頼の方が適していると判断しているのです。
また、通訳には同時通訳・逐次通訳・ウィスパリングなどがありますので自分のスキルに見合ったスタイルで案件を受注してみるといいでしょう。
英語講師
英語力を活かしてできる仕事には、英語講師もあります。
英会話講師は、コミュニケーションツールとしての英会話を幼児から大人まですべての年齢層に教えます。レベルや人数によって分けられたクラスを率いて、それぞれの生徒のニーズや目標に合わせたレッスンを行っています。
講師は英語が堪能なだけでなく、生徒の成長を促すようなテクニックを駆使する必要があります。
グローバル化が進む現代で、英会話を習得したいと感じている人は増え続けています。そのため英会話講師の需要も急増しているのです。
英語講師が英語を教えるのに次のようなケースがあります。
- 塾や予備校
- 英会話スクール
- 企業の英会話レッスン
- オンラインレッスン
また、大手英会話スクールに所属せずにフリーランスとして活躍している英会話講師もたくさんいます。
講師として生徒に興味を持たせながら、わかりやすく教える能力が求められます。講師としての人気度が収入に大きく関わる仕事と言えますね。
人に教えるのが好き、または得意という方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
日本語講師
近年は、日本留学に来る海外の学生も増えています。また外国人労働者も増加傾向にあります。そのような留学生や外国人労働者などに向けて日本語を教える日本語講師の需要も高まっています。
また外国人労働者や留学生には日本語だけでなく、日本の文化や風習を教える必要があります。英語力だけでなくそのような国内文化の知識も求められるでしょう。
また母国語として日本語が話せたとしても、言語習得のプロセスを理解しつつ、わかりやすく日本語を教えるスキルも必要です。特に海外から訪れる人の中には、日本の食文化やサブカルチャーに興味を示す人も増えています。
ですので、「日本」について幅広い知識があるとより一層、授業内容を展開できるでしょう。
輸出入業務の代行
輸出入代行の業務は、海外のECサイトから商品を輸入して国内で販売したり、日本の商品を輸出して海外で販売したりする仕事です。
あまり馴染みがない仕事で、イメージしにくいかもしれませんね。輸出入は海外とのやり取りになるため、そこで英語力を発揮させる必要が出てきます。
たとえば、中国のアリババやアメリカのeBayなどのECサイト(Webサイト)で商品を購入し、国内に向けてAmazon・メルカリ・自社のECサイトなどで販売して利益を得るのです。
逆に日本の商品を海外向けに販売して利益を得る仕事もあります。
海外への商品の輸出入では、取引先とのメールやチャットを通した英語のコミュニケーション能力が必要になります。
Webライター
Webライターの主な仕事内容は、クライアントから依頼されたテーマやキーワードに基づく記事やコンテンツの作成です。
SEO対策を意識したブログ記事、企業のプロモーション資料、商品のレビュー、専門的な知識を要する解説記事など、ジャンルは多岐にわたります。
さらに“英語力”があるなら、活かすことで他のライターとの差別化ができ、活躍できる可能性があります。
最近では、海外向けに情報を発信している日本のWEBメディアが増えてきました。
もちろん、海外に向けて発信をするということは記事を日本語以外の言語で書かなければなりません。
”競争”がつきもののWebライター。英語を活かすことができたなら、ほかのライターとの差別化が図れる上にクライアントからも重宝される可能性が高まります。
秘書・ビジネスサポート
秘書やビジネスサポートは、個人や企業が必要とするさまざまな業務をサポートします。
秘書としての業務内容は、会場の場での通訳やメールの翻訳、スケジュール管理や電話・メール、来客の応対などもします。
その他、役所の手続きや病院の手配などプライベートな面でもサポートすることも多いです。
ビジネスサポートでは、顧客からの問い合わせ対応や英語ビジネス文書の翻訳・作成、海外向けの自社Webサイトを作成・運用や資料のリサーチなどです。
勤務先としては、国内外に拠点を持つ外資系企業のほうが収入が高い傾向にあります。
近年ではこういった各種業務を外注する企業が増えており、需要が高いので今後ますます必要とされるでしょう。
ツアーコンダクター
ツアーコンダクターは端的にいえばツアー旅行ガイドであり、旅行会社のツアーに同行してプランを設計して国内外の旅行者に現地案内などをする仕事です。
日本人を海外に案内することもありますが、反対に訪日外国人向けのツアーに添乗する場合もあります。
プラン設計だけでなく、観光名所の事前リサーチや手配担当者との事前打ち合わせなども行います。
ツアーコンダクターとして、
- 日常英会話レベルの英語力
- 旅行先の観光地やお店、文化などの知識
- コミュニケーションスキル
- スケジュール管理能力
- 柔軟に対応する力
というものが求められるでしょう。
コロナ禍が明けてのインバウンド増加に伴い、英語が話せるツアーコンダクターの需要が高まっています。フリーランスとしては将来性のある職業といえます。
英語系YouTuber
YouTuberは、YouTubeで動画を投稿することによりチャンネル登録者数や視聴者数・再生回数を増やして広告収入を得ています。
英語系となると自分が得意な英語スキルを活かしてYouTubeで学習アドバイスや英会話のコツなどを配信します。
海外在住のYouTuberは現地の紹介動画を投稿したりもしています。
一般的なYouTuberは1再生あたり0.05~0.1円程度であり、たとえば再生回数が10万回なら5,000円〜1万円程度です。
いかに視聴者を増やすことができるかがカギになってくるので、「また見たい!」と思わせるような動画づくりに欠かせない編集スキルというのも必要になります。
継続的に活動を続けて実績や知名度を上げていくことができたなら、さらに収入を高められる可能性があります。
フリーランス案件の効果的な探し方
英語を活かしてフリーランスになるには、以下の3つの方法が挙げられます。
クラウドソーシングを利用して案件を探す
英語を使うフリーランス案件は、クラウドソーシングサイトで簡単に探せます。サイトで、キーワードを「英語」にして検索してみると、以下のような案件がヒットしました。
- オンラインミーティングでの同席英語通訳
- 英語音声のナレーション
- 海外ネットショップへの商品出品
- 【YouTube】海外の方へのインタビュー動画の撮影+編集
- 雑誌掲載記事の英文翻訳
掲載されている仕事内容は幅広く、在宅でできる案件も多いです。案件の単価は低い傾向にありますが、初めてフリーランス案件を探す方には適しています。
人脈を活用する
最初から理想の条件に近い仕事を求める場合には、前に勤めていた会社仲間や、同業者の友人など、人脈を活用する方法もおすすめです。
人脈を介せば、仕事を依頼する相手もこちらの語学力や人となりをある程度知っており、互いの信頼関係が築けた状態で業務を進められるというメリットがあります。
現時点で仕事の相談ができる人脈がない場合は、独立前にフリーランス向けの交流会に参加したり、SNSなどを活用したりして多くの人とつながっておくと良いでしょう。
フリーランスのコミュニティや交流会に参加する
フリーランスでもコミュニティや交流会へ参加することで、情報交換や仕事依頼ができる仲間をつくれます。人脈を広げておけば、困ったときに助けてもらえたり、条件が合えば案件獲得も可能です。
また同じ業種の人と知り合えば、壁にぶつかったときもアドバイスし合えます。
海外や英語中心のフリーランスコミュニティ・交流会など、調べると出てきますので積極的に活用するといいでしょう。
【ご参考】英語の仕事をするために必要なTOIECスコアとは?
どれほどの英語力が必要なのかは、仕事によって異なります。
TOIECレベル別にわけてみました!
ぜひ、参考程度にしてみてください。
仕事で応募する際、企業によっては募集要項に英語レベル(試験のスコア)の指定がされていることもあります。
依頼を受けるにしても英語力を示して信用を得るには、資格試験の合格級やスコアを掲載することは、案件獲得の重要なポイントです。
まとめ
ここまで英語力を活かしたフリーランスの仕事に関して紹介してきました。
近年はサービスや商品の海外進出が進んでおり、英語力の需要は高まっています。
グローバルに活躍できるだけでなく、多様な働き方ができるようになり、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能になります。
グローバル案件はとても大きな実績につながるので、外資系や海外展開をしている企業やクライアントとのやり取りには英語力は欠かさず、今後日本でも海外案件を任される可能性もあります。
フリーランスであれば海外向けの仕事が受注できることで、収入も大きくアップする可能性が高まります。
少しでも英語力があるという方は、今からでも遅くありません。フリーランスとして成功するために英語を活かして世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?