フリーランスの職種ってなにがあるの?意外と幅広い!?スキルなし・未経験でも始められる職種も解説!

フリーランスは時間や場所に縛られずに働けるイメージをしている方も多いのではないでしょうか?

働き方に憧れはあるけれど・・・

「フリーランスの職種ってなにがあるの?」

「自分にはどのような仕事が向いているのかな?」

「未経験でもできたりする?」

などなど、気になりますよね。

そこで今回はフリーランスの職種・仕事をタイプ別に紹介します!

  • 職種別に必要なスキル
  • それぞれ年収はどれくらい見込めるのか
  • そもそもフリーランスと個人事業主、自由業との違いとは?
  • フリーランスになるメリット・デメリット

以上の項目についてもわかりやすく説明していきたいと思います!

目次

フリーランスにはどんな職種がある?

ではフリーランスに、どういった職種(仕事)があるのでしょうか?

大まかに挙げると次のような職種です。


ITエンジニア系

情報技術に関する専門的なスキルや知識を活用して、

システムやITインフラを設計・構築・運用します。

マーケティング系

わかりやすくいうと「商品やサービスを効率的に売る仕組み作り」です。

そのために顧客のニーズを知るために

市場調査や分析⇒そこから商品企画・開発

⇒商品を知ってもらうための広告宣伝活動・プローモーション等

これらがマーケティング系に含まれます。

デザイン・クリエイティブ系

写真やデザインなど見た目に関わるものを作り出すことがメインの仕事です。

自らの特技や感性を活かして、言葉やデザインで表現していくのでスキルとして培うこともできますが、才能を試すことも可能です。

接客・営業・サービス系

人との関わりが好きという人なら、向いているといえます。

この場合、業務委託で仕事を請け負ったり、個人でお店を運営したりして

サービスを提供することになります。

独立してからも集客や従業員のマネジメントなどを学ぶ必要がありますが、

人気になれば比例して収入も上がっていく職種です。

経営・運営系

企業を経営するのも、一種のフリーランスです。

・投資

・弁護士や司法書士などの士業

・ネットショップ

・リラクゼーションサロン

・シェアハウス          などがあります。

経営というと手続きが複雑で初期投資が必要・・・といったイメージがあるかもしれませんが、なかには手軽に開業できる仕事もあります。

インフルエンサー

インフルエンサーとは、情報発信によって世間の人の考えや行動に影響を与える人のことをいいます。

影響や勢力、効果といった意味を持つ「influence」という英語が語源です。 

テレビタレントやスポーツ選手、ファッションモデル、特定の分野の専門家、インターネット上で大きな影響力を持つ一般人やSNSのブロガーなどがインフルエンサーの一例です。

YoutuberTikTokerもこちらの部類にあたります。


以上は大まかに挙げた職種です。

専門性が高く技術を必要とする仕事や若手が少ない仕事というのは、

人材不足になりやすい傾向にあり、経験が浅いフリーランスにもチャンスがあります。

人材不足を埋めるためにフリーランスを頼りたいというクライアントのニーズは多く、

スキルなし・未経験あるいは技術習得中のフリーランスを募集するクライアントもいます。

フリーランスに「未経験じゃなれない?」と思っている方のためにも

未経験から始められる職種6選や、

上記職種の中からフリーランスの代表的な職種例を紹介していきます!

ぜひ参考にしてみてください。

スキルなし・未経験から目指せるフリーランスの職種6選

フリーランスとして請け負える案件のなかには、クラウドソーシングやエージェントなどを活用すれば十分未経験でもチャレンジできるものもあります。

ここでは、未経験から挑戦しやすい職種例をまとめました。

WEBライター

主にネット上にある各種メディア(サイト)で記事を執筆する仕事です。

専門知識が必要ないものであれば、比較的未経験者でも始めやすい仕事と言えます。

WEBライターになるのに特別な資格などは必要ないので、パソコンさえあればすぐ自宅で始められる手軽さも魅力の1つです。

ただ、ある程度の文章力と基本的なパソコン操作ができる程度のスキルが必要です。

実績を積んだり専門分野を書けるようになれば、収入を上げることも可能です。

ライターレベル文字単価
未経験0.1~0.5円
一般的なレベル1~3円
上級レベル5円~
文字単価表

2000文字が一般的な文字数とされていますが、スキルが身についてきてレベルが上がってくると文字数が4000文字~になり、書く内容についての専門性も上がってきます。

また、在宅でのワークが可能になりますので、いま会社員として働いている方でも副業として経験を積んでからフリーランスで始めることもできますし、子育てしている方や主婦の方でも手に職をつけやすい仕事なのではないでしょうか?

WEBデザイナー

Webデザイナーの主な仕事内容は、

企業や個人などのクライアントから依頼されたWebサイトのデザインを担当・制作するというものです。

一般的にWebサイトやWebべージのデザインおよびコーディングなどの制作を行います。

Webデザイナーは、「Webクリエイター」「ホームページデザイナー」と呼ばれることもあります。

クライアントが思い描いているWebサイトを制作できるよう、全体の構成を考え、使い勝手が良く魅力が伝わるようなデザインを制作します。

フリーランスのWebデザイナーの場合は、

案件を獲得する営業活動~企画まで携わります。

最近はWebデザインにおける、知識を得る機会や場所というのが以前と比べて増えていることから、未経験でもWebデザイナーとして活躍している人はたくさんいます。

スキルなし・未経験の方がWebデザインを学ぶ方法があります。

・書籍を購入して学ぶ

・オンライン動画学習でツールを触りながら学ぶ

・スクールで学ぶ

などです。

継続的な仕事を得るためには、ある程度の努力が必要です。

引き受けた仕事で満足してもらえれば、新たな仕事を任せてもらえたり、他のクライアントを紹介してもらえたりするので、次の仕事につながります。

フリーランスは働けば働いた分だけ稼げますが、継続的に仕事がないと、収入は減ってしまいます。

フリーランスとして働くのであれば、それなりの「覚悟」が必要だといえます。

ブロガー・アフィリエイター

自分で運営するブログに記事を書いて載せて、そのブログの読者を獲得することで広告収入を得ることができます。

こちらもWebライター同様、スキルなし・未経験者でもはじめられます。

近年はInstagramを利用した情報発信が主流になっており、例としてインスタグラマーが挙げられます。

フリーランスインスタグラマーの主な収入源はどこから得られるのでしょうか?

Instagramに提携している企業の商品写真を投稿して情報発信することで、クライアント企業から広告収入を得られます。

フォロワー数や閲覧数が多ければ多いほど影響力が大きくなるため、多くの報酬がもらえるようになります。

そのため、インスタグラマーとして稼ぐためには、まず企業からオファーを受けることが重要となるでしょう。

また、インスタグラマーになるのに学歴や年齢などは一切問題となりません。

専門学校に通う必要もありませんし、インスタグラマーとして必要な知識・技術は独学で学ぶことが可能です。

多くの人は Instagramに触れながら、 Instagramの使いかたや写真投稿の方法に慣れていきます。

インスタグラマーに向いている人はどんな人?

  • 写真を撮ることが好き
  • 自分から情報発信をすることを楽しめる
  • 日々Instagramへの投稿をし続けることに苦痛を感じない
  • 世の中のトレンドに敏感である

いきなり独立して専業で人気インスタグラマーになることは、すぐに収益にはつながらない可能性があり難しいので、

副業などである程度のフォロワーを獲得し、収入の見通しがついてからの独立がおすすめです。

なのでブロガーやアフィリエイターとして稼ぐには、継続して記事を読んでもらえるように工夫する必要があります。

ブログの人気が出るかどうかによって、明暗が分かれる職種だと言えます。

動画編集・SNSクリエイター

近年、「子供がなりたい職業」に4年連続の1位としてYouTuberが選ばれました。

YouTubeというのは、世界的なソーシャルメディアです

日本では従来のテレビよりも「サブスク」と呼ばれるHuluNetflixなどと同じくらいYouTubeを日々当たり前に視聴して、情報を得ている人が多いのが現状です。

ゲーム実況や商品紹介など、自分で好きな動画を作成して投稿できますが、収入を得るためには需要が多いジャンルを選ぶ必要があります。

YouTuberも、動画の撮影、編集など、自分の好きな時間、場所で働くことができるため、フリーランスとして働きやすい職種と言えるでしょう。

事務・秘書

秘書は、企業や個人事業主といったクライアントを相手に秘書業務やさまざまな事務作業をサポートする仕事です。

現在ではオンライン上でサポートできるため、フル稼働で秘書業務にあたらなくても、クライアントが必要とする業務分だけ依頼を受けてスキマ時間を有効に活用し、業務にあたることも可能です。

具体的なオンライン秘書・事務の仕事内容には次のものが挙げられます。

「自分はクライアントのどういった業務をサポートできるのか?」

この答えを明確にできるのならば、未経験でもクライアントからの採用に近づくことができるでしょう。

さらに秘書検定や国際秘書検定、ビジネス文書検定、ビジネスマナー検定といった秘書業務に関する資格は、秘書の実務経験がなくても取得できます。

実際に秘書で現状にできる範囲の業務をこなしつつ、

アピールポイントを増やすために資格取得して徐々に業務の幅を広げていくのも良いですね。

具体的には、次の業務があります。まずは自分にできることを整理しましょう!

・資料作成
・ライティング
・翻訳
・経理
・システム開発
・Webデザイン
・Webサイト運用
・電話対応

近年の「在宅ワーク普及の影響」や「IT系の仕事の需要が増えたこと」により、今後「オンライン秘書」の将来性が期待される方向にあります。

秘書・事務の業務に興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

在宅コールセンタースタッフ

コロナ禍をきっかけに普及したのが在宅コールセンタースタッフです。

アルバイトとしての求人に加え、フリーランス案件としての求人も見受けられています。

一般的に、コールセンターのコール業務は資格なしでおこなえます。

特別なスキルが必要でないため、会社ごとにマニュアルが用意されていることがほとんどです。

未経験でも始めやすい職種であるといえます。

しかし、電話環境を整える為に固定インターネット回線の開設は必須、

件数ごとの報酬だと思うように収入を得ることできない可能性もあります。

案件としては時給制のものが多くなっており、「インバウンド(受信業務)」「アウトバウンド(発信業務)」の2つに大別できます。

在宅コールセンター業務はジャンルを問わず、あらゆる業界において取り入れられているといえるでしょう。

また、在宅コールセンタースタッフの仕事にも「コンタクトセンター検定」「電話応対技能検定」等の資格もありますので、“顧客対応力の高さ”というのも証明できるようになるでしょう。

より経験や実績スキルが求められるフリーランスの職種17選!

ITエンジニア系

システムエンジニア(SE)

自分で参画したい案件を自由に選び、クライアントと交渉・契約し、業務遂行と成果物を納品します。

また、システムが稼働した後も問題が発生した場合の対応や、システムの改善・更新作業を求められることもあります。

案件を担当する場合は「即戦力」として採用される傾向がありますので、フリーランスSEはシステム開発の流れを理解している必要があります。

なお、フリーランスSE向けの案件は現場経験が3~5年以上あることが求められるケースが多くあります。

フリーランスのSEが成功するためには、技術的な知識やスキルだけでなく、プロジェクト管理能力やコミュニケーション能力も極めて重要です。

具体的には、
プログラミング言語の習得
データベース管理
ネットワーク設計
セキュリティ対策など、、

幅広い知識が含まれるね。

また、常に新しい技術トレンドに注意を払い、学習を続けることが不可欠といえます。

プログラマー

日本国内でのプログラマーの仕事は、主にSEが設計したシステムを実装する作業者のことを指します。

ただしフリーランスプログラマーの場合には、設計業務を含めたプログラミング全般の工程を仕事として行います。

設計から開発・テストに至るまで、

各種工程を基本的に一人で完結できる幅広い技術的知識と高度なプログラミングスキルが求められます。

ですので、フリーランスプログラマーになるためにも3年以上の実務経験があると有利だといえます。

またプログラミングをするにあたって、人がコンピューターを思い通りに動かすために必要となるコンピューター専用の言語「プログラミング言語」というものがあります。

プログラミング言語がなぜ生まれたかというと、人とコンピューターでは理解できる言語に違いがあるからです。

この「プログラミング言語」を使いこなせば、以下の4つのことができるようになります。

プログラミング言語でできること
① Webサイトの構築
② アプリケーション開発
③ 電子機器の動作制御
④ AI・機械学習プログラムの開発

現在、プログラミング言語は特定の言語の派生言語を含めると1,000以上もの種類があるといわれています。

案件数としては、

Webアプリケーション開発のサーバーサイド言語であるJavaPHPRuby、クライアントサイドのJavaScriptなどが比較的多いです。

  • Kotlin・・・Androidアプリを作る
  • PHP・・・Webシステムを作る
  • Python・・・AIシステムを作る
  • Swift・・・iOSアプリを作る

※上記言語で作れるものは一例ですので、上記に限りません。

そもそもプログラミング言語が全くできないのにプログラマーになることは不可能に近いです。

また、独学でプログラミング学習しているとエラーが解決できなかったり、思い通りに動作しなかったりして「壁」にぶつかることがよくあります。

そこでおすすめなのが、プログラミングスクールに通うなり、書籍で勉強して何かしらのプログラミング言語を習得することが有効です。

インフラエンジニア

インフラとは、インフラストラクチャー(infrastructure)の略語で、

もともとは道路や通信、各種公共施設といった社会や産業の基盤となる施設もしくは設備を意味します。

なのでインフラエンジニアは、インターネット環境の基盤を支えるのが仕事です。

初期段階でのシステム設計
必要なハードウェアやソフトウェアの選定
ネットワーク構築
セキュリティ対策の実施
システムの継続的な監視とメンテナンス

ご覧のとおり、仕事内容は業務の幅が広く深いのが特徴です。

インフラエンジニアの需要は高く、今後も高水準で様々な企業からの需要が見込めます。

雇用の柔軟性が高いフリーランスは、多くの企業からのオファーを受けられる可能性も高いといえるでしょう。

あくまでも技術職ですから、スキルは必要です。

また、技術進歩・変化の激しい職種のため、常にサーバーやネットワークの最新技術や情報のキャッチアップが求められます。

スキルや技術面での収入格差が生じやすいため、情報セキュリティなどプラスアルファのスキルや知識を習得していく必要があるでしょう。

・AWS→Amazon社が提供

・Azure→Microsoft社が提供

・GoogleCloudPlatform(GCP)→Google社が提供

これらのクラウドコンピューティングサービスを耳にしたことはありますか?

フリーランスインフラエンジニアを採用している企業では、こういったクラウドサービスを導入している場合がほとんどです。

数あるクラウドサービスの中でTOP3の人気を誇っています。

まずはAWS、Azure、GCPの3つについて実務経験や運用経験を積んでおくと、いろいろな案件に参画しやすいでしょう。

マーケティング系

Webマーケター

Webマーケティングは、企業のホームページやサイト、SNSなどにユーザーを集客し、商品をより多く購入してもらうのが仕事です。

ユーザーにとって魅力的な情報を発信したり、広告を作れる知識が必要になります。

インターネット広告の割合が高まっている現代において、どの企業においても必要不可欠になっているマーケティング手法です。

仕事の種類は主に「広告運用」「SEO」「コンテンツマーケティング」「SNS運用」「データ分析」「Webディレクション」などがあります。

Webマーケターの業務のなかには、広告運用に関することや、WebコンテンツのSEOなど、さまざまな分野があります。それぞれの業務内容を理解し、どの分野を専門に行いたいのか、まずは考えてみることが大切です。

仕事主な仕事内容
①広告運用・リスティング広告の運用・CVRをアップさせる
②SEO・検索エンジンで上位表示されるように運用・競合サイト分析
③コンテンツマーケティングコンテンツの企画と運用
④SNS運用・いいねやフォロワーを増やす・アカウントの運営
⑤データ分析データをもとにクライアントに施策を提案
⑥Webディレクション・プロジェクト全体の監督や管理・Webコンテンツのディレクション
⑦Webコンサルタント・売上アップを支援・Webサイトを調査・分析・改善策の提案

どれもフリーランスとして活躍できる仕事です。

検討してみてはいかがでしょうか?

【補足】フリーランスのWebマーケターは需要が高くて稼げる、その理由は?

2024年2月27日、株式会社 電通が「2023年 日本の広告費」を発表しました。

同調査によると、インターネット広告費は3兆3,330億円(前年比107.8%)と過去最高を更新しています。

引用:dentsu
引用:電通報

さらには、総広告費におけるインターネットの構成比が45.5%、インターネット広告がさらにシェアを伸ばしている状況です。↓

引用:電通報

ここまでインターネットの広告費は上昇傾向にあるにもかかわらず、インターネット広告をはじめ、さまざまなコンテンツを手掛けるWebマーケターは不足している状態です。

内部にWebマーケターがいない企業も多く、フリーランスのマーケターを活用し始める企業も増えているのが現状です。

データアナリスト

データアナリスト(データ分析)とは?

データ分析とは、必要な情報や数値、文字などを集めて収集したデータの中から目的に沿った情報を抽出するプロフェッショナルのことを指します。

また、顧客の属性や各地域における売り上げデータ、従業員の勤怠データ、商品・サービスごとの問い合わせ件数といったデータを整理・解析することで得た有用な判断材料をもとに企業や組織に対する新しいアプローチ方法や課題の抽出・改善方法を発見していきます。

そうした確度の高い分析と予測、見落としていた問題点や可能性の抽出、迅速な意思決定を可能にし、大きなビジネスチャンスに繋げることができるのです。

データアナリストは、主にコンサル型エンジニア型の2つに大別できます。

コンサル型とは?

コンサル型のデータアナリストは、主にデータを用いた戦略的な意思決定のサポートを行います。

これには、ビジネスの課題や問題点の特定、データ解析を通じた原因の特定、最適な解決策の提案などが含まれます。

コンサル型のデータアナリストは、ビジネスの知識や業界のトレンドを深く理解し、その知識を活かしてデータを解釈する能力が求められるでしょう。

また、コミュニケーション能力も非常に重要であり、複雑なデータの結果をわかりやすく伝えるプレゼンテーションスキルも必要とされます。

「マーケティングや営業に携わりたい」という方はコンサル型が向いています。

エンジニア型とは?

エンジニア型のデータアナリストは、データの収集や整理、解析に重点を置きます。

プログラミングやデータベース管理、機械学習などの技術的なスキルを持ち、大量のデータを効率的に管理するためのシステムやツールの開発に関わる点が特徴です。

フリーランスとして活動する場合、エンジニア型のデータアナリストは特定の業界やビジネスの知識よりも、高度な技術スキルを持つことで強みを発揮できることが多いでしょう。

「Webメディア運営企業、アドテクノロジー企業や、AI開発などの開発業務に携わりたい」という方はエンジニア型が向いているでしょう。

広報 (PR)

広報の仕事とは、単に商品や企業の宣伝業務だけではありません。

企業の活動や商品を広く認知してもらい、ブランドイメージを高めるといった、企業と社会をつなぐ役割があります。

具体的には、プレスリリース(企業や団体が自らに関するニュースや情報をメディアに向けて発表する公式な文書)の作成、各メディアとのネットワーク作り、取材対応や危機管理対応などを担います。

広報の仕事はPR業務や、マネジメントに関わった経験が活かせる職種です。

ところで、「なぜ企業がフリーランスの広報に業務委託する必要があるのか?」と思う方もいるのではないでしょうか?

フリーランスの広報に業務委託をする必要性、企業側のメリットや業務委託するときに懸念していることをあらかじめ把握しておきましょう。

企業がフリーランスの広報へ業務委託する必要性とは?

企業がフリーランスの広報へ業務委託をする大きなメリットは、採用費・福利厚生費・教育費などのコスト削減です。

広報は売上に直接貢献する部署ではないこともあり、広報専任担当者を直接採用・育成するよりも、他職種の採用を優先したり、企業の成長フェーズに合わせて兼務ができる人材を採用する傾向にあります。

また、日本はジョブローテーション(様々な業務経験を積ませるために、定期的な配置転換を行うこと)が主流で包括的に職務にあたる人が多いので、企業フェーズに合わせて必要スキルをもったプロフェッショナルに外注をするほうが費用対効果が高いと考えることができます。

近年では、

タスク型(発生している課題に対しスポット的に雇用する形)ではなく、

ミッション型(役割の成果に応じて評価をし、その結果として報酬を高める)や

プロジェクト型(特定の仕事を遂行するために異なる知識やスキルを持った人たちが集まって結成される組織形態)で

仕事や依頼を受けるフリーランス広報もいて、

「そもそも広報活動で何をしたらいいかわからない」という課題をもっている企業にとって強い味方になっているのです。

企業がフリーランスの広報へ業務委託するときに懸念していること

フリーランスの広報に業務委託をするうえで企業が懸念することは、費用に対する効果が現れるのかということです。

成果が出ていなくても契約した金額は発生するので、PR業務の中でもフリーランス広報に何を担ってもらうか、課題の棚卸し、PRの目的、効果測定による評価のすり合わせが必須になります。

また、広報の必要性を感じる企業が増えている中、広報機能を業務委託することで、自社の広報担当者が育たないという点も懸念されます。

ノウハウを社内に蓄積できるようなコンサルティング機能をもつフリーランス広報が求められてきています。

デザイン・クリエイティブ系

グラフィックデザイナー

グラフィックデザインとは、雑誌やパンフレットなどの印刷媒体のエディトリアルデザイン、ロゴなどのブランディングデザイン、Webサイトのデザインなどを総称したものです。

そのため、一口にグラフィックデザインといっても制作物はさまざまです。

案件あたりの報酬目安は次のようになります。↓

・名刺作成 :7千円~

・ロゴ作成:1万円~

・DM・ポストカード(片面 ) :1万円~

・チラシ作成・フライヤーデザイン(片面):2万円~

・チラシ作成・フライヤーデザイン(両面):3万円~

・ポスター                                             :5万円~

こちらはあくまで目安ですので、参考程度にしていただければと思います。

フリーランスのグラフィックデザイナーとして生活していくには、

デザインスキルだけでなく、クライアントの要求に柔軟に対応するスキルや仕事を獲得するためのスキルが必要になります。

デザインの仕事をこなすには、案件で使用するソフトウェアを使えるようにしておく必要があります。

最低でも、Illustrator(イラストレーター)とPhotoshop(フォトショップ)を扱うスキルは必須だといえるでしょう。

そのほかにも案件やクライアントごとに必要なソフトウェアは異なります。

包丁を扱えない人が料理人になるのが難しいのと同様で、デザイン系のソフトウェアを使えない人がデザイナーになるのは困難でしょう。

また、デザインは常に市場やユーザーの動向・トレンドを反映する必要がありますので、市場の動向分析や調査といったマーケティングスキルというのもグラフィックデザイナーにとって重要な要素になります。

契約前に面談や商談を成功させるには、コミュニケーションスキルがものをいいます。

そもそもクライアントは「円滑なコミュニケーションが取れるデザイナーと仕事がしたい」と考えているもの。

なかには、デザインスキルと同じくらいコミュニケーションの取りやすさを重視されるクライアントも存在します。

フリーランスのグラフィックデザイナーをするにも、スキルや知識を証明できる資格があります。取得しておくと、クライアントへのアピールにつながりますよ。

イラストレーター

自分の描いたイラストに対しての出来高が収入につながります。

「1枚いくら」「何枚でいくら」などの1枚単位や案件単位で、働いた分だけ報酬を得ることができます。

クライアントがフリーランスのイラストレーターに仕事を依頼する際には、

これまでに描いた「作品」が重要な判断基準になります。

クラウドソーシング、お仕事紹介サイトなどを活用して依頼を受ける際にも、プロフィールページやサービス内のポートフォリオ(複数の書類をひとまとめに持ち運べるケース)を充実させておき、あなたがどんな人なのか、どんなスキルをもっているのか、どんなイラストが描けるのかが分かるようにすることで、まだ自分を知らないお客様にアピールをしておくといいでしょう。

クライアントのニーズを汲み取り、要望に合うイラストを描くスキルも必要ですが、誰にでも描けるイラストでは、数年後も継続した仕事があるかは分かりません。

見た人の印象に残るような個性のあるイラストレーターはやはり際立ちます。

もし、ファンが増え、人気が高まってくるとグッズ化やアニメ化をしたり、企業とコラボしてイラストを描くなどの継続的なお仕事に繋がることがあります。

アナログが当たり前だった時代は紙にイラストを描いていましたが、最近ではデジタルでイラストを描くことがほとんどです。

なのでグラフィックデザイナーの際にも記載しましたが、

イラストレーターをするにも「Illustrator」や「Photoshop」などのソフトを使えることが、イラストレーターとして働くための必須条件といえます。

フリーランスのイラストレーターが仕事を獲得する具体的な方法

・クラウドソーシングやエージェントを活用する

「初心者だからまずは経験を積みたい!」という方には、クラウドソーシングサイトがおすすめです。

クラウドソーシングサイトでは、仕事探しをする上で手軽に獲得できますが、個人からの依頼も多いため1回きりの契約がほとんどです。

クラウドソーシングサイトには、クラウドワークスPANDA GRAPHICSといったサイトがありますので、興味のある方はぜひご覧ください。

また、最近フリーランスという働き方が増えてきているのと同時に、フリーランス向けの求人も増えてきました。

フリーランス向けの求人はクラウドソーシングサイトでも探せますが、手軽に利用できる反面、安定して仕事を獲得し続けるのは少し難しいです。

一方で、エージェントサービスは、大手企業から直接受注した高単価の案件を豊富に取り扱っているのでおすすめですよ。

・知人・友人から仕事を紹介してもらう

知人や友人から仕事を紹介してもらうと、クラウドソーシングサイトなどで他人から仕事を獲得するのと違って、お互いに信頼関係がありますよね?

フリーランスになったことを周囲に公言しておくと、イラストレーター仲間や、友人などから仕事を紹介してもらえることがあり、意外と多いです。

・ストックイラストサイトを利用する

ストックイラストサイトとは、自分が描いたイラストを登録して半永久的に販売できるサービスです。

具体的には、「PIXTA」や「イラストAC」のようなストック素材サイトで配布されているイラストのことをいいます。

働いていない時間にも収入が積み重なっていくのもストックイラストのメリットです。

映像クリエイター

映像クリエイターとは、映像を制作するすべての職種の人のことを指します。

映像クリエイターに必要なスキルとはなんでしょうか?

映像編集のスキル⇒映像クリエイターとして活動するなら必須のスキルです。

映像編集の技術は日々進歩しているため、常に最新の技術をリサーチして取り入れるなどアップデートも必要になります。

撮影スキル編集スキルと同様に重要なのが撮影スキルです。

ある程度良い機材を使えば撮影自体は可能ですが、それでも最低限の撮り方などは学んでおいた方が動画編集の調整作業で効率化が図れるでしょう。

操作方法を覚えたら手振れを防ぐ方法や、被写体をよりきれいに撮影する技術も覚えていきましょう。

音響スキル映像の制作には音響も重要なスキルです。

音響は作品のイメージを左右する要素となるため、こだわって撮影や編集をした映像の音響が雑だと、一気にクオリティが下がってしまいます。

営業スキルコミュニケーションがとれないと仕事の獲得が難しくなり、

契約できたとしてもクライアントとのやり取りにも影響が出ます。

フリーランスになると基本的には自分一人で制作しますが、クライアントによってはチームで制作することもあるでしょう。いろいろな人と関わるため、接客スキルや営業スキルを学んでおくとスムーズに仕事を進められます。

接客・営業系

美容師

フリーランス美容師には3つのタイプがあります。

  • 面貸しで活動している人
  • 業務委託で活動する人
  • シェアサロンで活動する人

個人で開業するのとフリーランスは同じでは?」

と思う方がいらっしゃると思います。

両者の違いは、自分で店舗を持つかどうかの違いです。

個人の開業では自分で美容院を開きますが、

フリーランスの美容師は他人が開業しているサロンなどを借り、そこで仕事をします。

集客方法としては、

 顧客や知人に紹介してもらう

 InstagramやTwitterで投稿する

 YouTubeで発信する

広告やチラシを打ち出す

・ クーポンサイトに登録する

(ホットペッパービューティーや楽天ビューティーなど)

 などがあるね。

営業代行

営業代行とは、企業から依頼を受けて、外注で営業活動の仕事をすることです。

訪問やテレアポ営業を担ったり、インサイドセールスを請け負っていたりとフリーランスの営業代行業務はさまざまです。

インサイドセールスとは、客先を訪問するフィールドセールスと異なり、

メールや電話といった遠隔で顧客とコミュニケーションができる内勤の営業活動のことを指します。

引用:docomoビジネス

フリーランスの営業代行は、

  • コストを抑えられる
  • 柔軟に対応してもらえる可能性がある
  • 自社のニーズに合った人材に依頼できる

といった点から依頼しやすいため、営業人材が足りないという企業にとっても理にかなっているといえます。

業務委託として自社の売上拡大に貢献してくれる営業フリーランスは、

心強いパートナーとして期待されており、フリーランスを求める企業も多いです。

カウンセラー

ストレスの多い現代では、医療現場だけでなく、企業や学校でもカウンセリングを必要としている人がたくさんいます。

カウンセラーは需要が高い職業のため、個人のクライアントだけでなく、

病院や法人などと業務提携することで収入面も安定させやすいです。

カウンセラーはフリーランスとして活躍しやすい職業の一つといえます。

その理由としては、

  • 人の悩みを扱う仕事の需要は減らない
  • 副業からでも始められる
  • マンツーマンで話を聞く仕事でもあり、個人で始めるのに向いている

当然ながら、人の悩みは尽きませんよね。

本業を続けながら、少しずつクライアントを増やしていくことも可能です。

カウンセラーにも国家資格があります!

興味のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

経営・運営系

ネットショップ運営

ネットショップ運営とは、その名の通りインターネット上で商品やサービスを販売するための仕事です。

フリーランスとしてネットショップ運営を行う場合、

自分自身がオンライン上で商品の販売を行い、その収益を得ることが目的となります。

主な業務内容として次のようなものがあります。

  • 受注の管理
  • 商品の発注
  • カスタマーサポート対応業務
  • 梱包や出荷、配送までの管理
  • 店舗の管理や売上管理
  • サイトの企画や運営

フリーランスのネットショップ運営は、

基本的に自分の裁量で仕事ができるため、勤務時間や勤務場所を自由に決めることができるといえるでしょう。

個人投資家・トレーダー

個人投資家は、自分の知識や経験をもとに市場の流れを読みながら利益を生み出す職種です。

投資する資産は、株式・債券・通貨などと多様で、収益にも売買益や配当金などがあります。

個人資産を自己判断で投資するため、もちろんリスクもあります。

トレーダーとは?

自社の資金を使って株式、債券、為替などの取引を行い、リターンを追求する業務に携わっている人。ディーラーと同じ意味で使われることが多いです。また、為替や株などの短期売買を行う個人投資家はデイ・トレーダーと呼ばれます。

三井住友DSアセットマネジメント

実は株や仮想通貨で投資している投資家・トレーダーは法律上「職業」として認められていません。

しかし、投資や配当などだけで生活していける収入がある場合はフリーランスと同じ扱いになります。

投資家やトレーダーが活動している時間帯は、株式市場が開いている平日朝9時〜15時までです。

会社員の場合、なかなかリアルタイムで株の売買する事ができませんよね。

でもフリーランスの投資家・トレーダーであれば、平日でも好きな時間に作業することができます。

投資家・トレーダーになると趣味の投資とは異なり、毎日厳しいマーケットのなかで結果を出すことが求められます。

このためストレスやプレッシャーは半端ではなく、ストイックかつ冷静にリターンを狙う「強い心」が必要です。

さらに、国内・世界経済や世界情勢に興味があり、証券アナリストの知識もあると個人投資家・トレーダーに向いているといえます。

士業(税理士・司法書士など)

士業の資格を取得してフリーランスとしての独立は、安定性の高さと収入面で人気ですが、同じ士業でもフリーランスとして働きやすい独立向きの職業もあれば独立に不向きな職業もあります。

フリーランスの独立に適した士業の職種とはいったい何でしょうか?

司法書士

「司法書士」は、法律上の手続きを専門に行う法律家です。

不動産登記や商業登記や供託手続きの代理、法務局や裁判所・検察庁に提出する書類の作成業務など、幅広い法務を取り扱う職業です。

司法書士試験に合格した方のほとんどは、数年のうちに独立開業してフリーランスに転身することが多い傾向にあります。

合格率約4%という人材供給量の少なさから、競合相手の少ない環境で独立することができるのです。

フリーランスに転身するまでのキャリアとしては、学生・社会人に関わらず数年間の学習期間を設けて資格を取り、司法書士会推薦の企業で実務経験を積んだ後に独立という流れが一般的です。

自身の人脈や営業力があれば、フリーランスで年収1000万円の大台に到達できる職種といえます。

最近では数多くの業種からフリーランスに転身する方は増えているため、その法人化(会社設立)手続きを司法書士に委託するケースも増加傾向にあるようです。

フリーランスならではの人脈を活かしながら、自由かつ堅実に収益を上げられる職業といえるでしょう。

土地家屋調査士

土地や建物を測量する職種が「土地家屋調査士」です。

不動産の表示に関する登記について必要な、土地又は家屋に関する調査・測量を行う専門家です。

土地家屋調査士の資格試験合格率は8%前後と非常に低く、難関資格といってもいいでしょう。

そのかわり職務履歴や実務経験による優遇措置はありません。なので、すべての受験者が公平な条件で挑戦できます。

自宅を事務所兼用にすれば家賃もいりません。一人ですべての仕事をこなすとすれば、人件費も不要です。

このため、土地家屋調査士はフリーランスとして独立・開業するに際して、初期投資費用もランニングコストもかなり安く抑えることができる点が大きなメリットです。

反対に、土地家屋調査士がフリーランスになる最大のデメリットは、収入が不安定になりやすい点です。

会社員として勤務していれば月々決まった日に決まった額の給料が振り込まれますが、独立して経営者となると、月々の収入はこなした案件の数次第となります。

土地家屋調査士の需要は、世の中の景気の波にさらされやすいため、とくに不景気で住宅着工件数が落ち込む時期は十分な依頼を獲得するのが困難になる可能性があります。

不動産売買が活発なエリアでは需要が高いので、フリーランスとして活躍するならば年収1000万円以上も夢ではありません。

社会保険労務士

社会保険のスペシャリストとして活躍できるのが「社会保険労務士」です。

合格率は7%と難関資格ですが、フリーランスの独立・開業には非常に向いている職業です。

独立後に企業と顧問契約を結べば安定的な収入が見込めます。

業務内容は、事務作業の他に企業で働く人たちの採用に関することから退職までの長期にわたり、「労働・社会保険に関する諸問題」や「年金の相談」に応じるなど、業務の内容は多岐にわたります。

負担の少ないコンサルティング等に注力すれば複数の企業と契約を結んで大きな収入を得ることもできるでしょう。
総務や人事など関連した仕事に従事していた方でしたら、試験に仕事の知識が生かせるのも大きな魅力です。

独立開業は簡単ではありませんが、士業資格は大きな武器になります。

実力と実績を兼ね備えればサラリーマン時代の何倍もの年収を稼ぐのも不可能ではありません。

将来の成功を目指してまずは試験合格に向けてみてはいかがでしょうか?

フリーランスの職種まとめ

フリーランスとして働ける職種は、多種多様です。自分に向いていると思う職業は見つかりましたか?

なかにはまったく経験がなくてもフリーランスとしての第一歩を踏み出せる職種もあります。

フリーランスとして活動するうえで重要なのは、安定した収入を得る手段を早期に確保することや、継続して勉強を続けることです。

「独立・開業をしてフリーランスになりたい」とお考えの方は、職種は慎重に選びましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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